📋 この記事でわかること
- ✅ エントリーシート(ES)の基本構成と書き方の流れ
- ✅ 自己PR・ガクチカ・志望動機それぞれの書き方と例文
- ✅ ES全体の一貫性を出す「人物像設計」の方法
- ✅ ES通過率を下げるNG例と回避策
- ✅ 提出前の最終チェックリスト15項目
就活でエントリーシート(ES)を書こうとしたとき、「何をどう書けばいいのかわからない」と手が止まった経験はありませんか。私自身、最初のESを書いたときは3時間かけてたった200字しか書けず、提出期限ギリギリまで焦り続けました。
ESは単なる「書類」ではなく、あなたという人間を採用担当者に伝えるための「プレゼン資料」です。構成と書き方のコツを理解すれば、内容の質は大きく変わります。この記事では、自己PR・ガクチカ・志望動機の書き方を例文付きで解説し、通過率を高めるための具体的なノウハウをすべてお伝えします。
エントリーシート(ES)とは?提出時期と目的を確認しよう

ESは、採用担当者があなたの人物像・考え方・経験を総合的に評価するための書類です。面接に進む前の「一次フィルター」の役割を持ちます。
ESの提出は、大手企業の場合は大学3年生の3月(解禁日)から本格化します。早期選考を実施するベンチャーや外資系企業では、大学3年生の夏インターン(6〜8月)の時点でESを求めるケースも増えています。
ESを書き始める前に必ずやること:自己分析と企業研究

ESでよく落ちる人の共通点は「書くことから始めてしまう」点です。良いESは、書く前の準備段階で8割が決まります。
自己分析:3つの質問に答えてから書く
自己分析なしにESを書くと「どこでも使える無個性な文章」になりがちです。以下の3つの質問に答えてから書き始めてください。
- ① 自分の強みは何か?(過去の経験から具体的に)
- ② 学生時代に一番力を入れたことは何か?(数値や成果を含めて)
- ③ なぜこの会社に入りたいのか?(他社ではなくここである理由)
この3つへの答えが「ES全体の軸」になります。自己分析の詳しいやり方は 就活の自己分析のやり方【完全版】 で解説しています。
企業研究:志望動機に「なぜここか」を入れるために
志望動機で「御社の〇〇に魅力を感じました」と書く際に、その根拠が具体的でないとESは通りません。企業研究では以下の情報を必ず確認しましょう。
就活はいつから始めるのかを確認しておこう
【自己PRの書き方】採用担当が「会いたい」と思う構成
自己PRは「あなたの強みと、それを活かして会社に貢献できること」を伝えるセクションです。強みを羅列するだけでは通りません。
PREP法で組み立てる
自己PRの文章は「PREP法」で書くと採用担当が読みやすく、評価されやすくなります。
自己PRの例文(300字)
例文:「傾聴力」を強みとする場合
「私の強みは、相手の立場に立って話を聴く傾聴力です。大学2年生から3年間、学生個別指導塾でアルバイトをしました。最初は”答えを教えるだけ”の指導をしていましたが、成績が伸びない生徒が続いたため、1対1で悩みを掘り下げるヒアリングを実施。すると『解き方よりも、なぜ間違えたかの理由がわからない』という根本的な課題が見えてきました。以来、毎回の授業前に5分の振り返り対話を設けたところ、担当した生徒12名全員が翌学期に偏差値5以上アップ。貴社の営業職でも、顧客の潜在ニーズを丁寧に引き出す姿勢で貢献します。」
文学部・広告代理店内定(先輩の声)
「最初の自己PRは600字を全部『私は〇〇です』の羅列にしていました。OB訪問で『何のエピソードも出てこない』と言われてから、1つのアルバイト経験に絞って書き直したら急に通過率が上がりました。強みは絞り込んで深く書くのが正解です。」
【ガクチカの書き方】バイト・部活・研究それぞれの攻略法
ガクチカ(学生時代力を入れたこと)は、ES中で最も差がつくセクションです。「凄い経験がないと書けない」と思っている人が多いですが、採用担当が見ているのは経験の派手さではなく「考え方と成長プロセス」です。
ガクチカの基本構成(5ステップ)
- ① 取り組んだこと(1文で):「○○に○年間取り組みました」
- ② きっかけ・動機:なぜそれをやり始めたか
- ③ 困難・課題:どんな壁にぶつかったか(具体的に)
- ④ 取った行動:課題に対してどう動いたか(数値付きで)
- ⑤ 結果と学び:何を得たか・それをどう活かすか
バイト経験でのガクチカの書き方の詳細は ガクチカの書き方(バイト編)完全解説 で確認してください。
ガクチカの例文(300字)
例文:「カフェアルバイトでの業務改善」
「大学2年生から2年間、カフェのアルバイトに力を入れました。ピーク時に注文ミスが週3〜4件発生し、お客様クレームが続いたことが課題でした。原因を分析すると、口頭伝達だけのオーダー確認フローに問題があると判明。そこでオーダーメモの様式を自作し、全バイトスタッフ8名への共有を提案しました。店長の承認を得て運用を開始したところ、翌月からミスが週0〜1件まで減少。この経験から、現場の課題を数値で捉え、仕組みで解決する思考力を身につけました。貴社でも、同じ姿勢で業務改善に取り組みます。」
経営学部・メーカー営業内定(先輩の声)
「ガクチカは部活の全国大会出場を書いていたのに、10社連続でES落ちしました。その後キャリアセンターで見てもらったら『あなたが何をしたのか書かれていない、チームが頑張った話になっている』と指摘されました。書き直してから急に通過率が上がりましたね。」
【志望動機の書き方】「なぜこの会社か」が伝わる構成
志望動機で最も多いNG例は「御社の理念に共感しました」と書いて終わるパターンです。採用担当は毎年何千枚というESを読んでいるので、抽象的な志望理由はすぐに見抜かれます。
志望動機の3ステップ構成
- ステップ1: 将来やりたいこと・ビジョンを述べる
- ステップ2: なぜそのビジョンを持つに至ったか(原体験)を述べる
- ステップ3: そのビジョンをこの会社で実現できる具体的な理由を述べる
ステップ3が弱いとどこでも使える志望動機になります。「なぜ競合他社ではなくこの会社か」を説明できる具体的な理由を必ず盛り込みましょう。
志望動機の例文(300字)
例文:食品メーカー志望の場合
「私は、食の体験を通じて人々の日常に豊かさを届ける仕事をしたいと考えています。この志望の原点は、大学1年時に一人暮らしを始め、調理の楽しさと食事が気分を変える力を実感したことにあります。中でも貴社に惹かれたのは、インターンシップで参加した商品開発ワークショップで、社員の方が『売れるより、食べた人が笑顔になるかを先に考える』とおっしゃった言葉でした。価値観が自分と合致していると感じ、ここで働きたいと確信しました。入社後はマーケティング部門で、ターゲット層のインサイトを深掘りした商品開発に携わりたいと考えています。」
志望動機の詳細解説と業界別例文は 就活の志望動機の書き方【例文5選】 をご覧ください。
ES全体の「一貫性」を設計する方法
採用担当は、ESを読むとき自己PR・ガクチカ・志望動機を「バラバラに」読みません。「この学生の人物像は一致しているか」を確認しながら読んでいます。
人物像設計:1行コンセプトを先に作る
ESを書く前に、自分を一言で表すコンセプトを決めてください。
このコンセプトが決まると、自己PRでは「数値化して課題解決する力」、ガクチカでは「アルバイトでの仕組み改善」、志望動機では「データ活用で社会課題を解く事業」という形で、自然に一貫性が生まれます。
コンセプトが異なる強みをES内に混在させると、採用担当は「どういう人物か掴めない」と感じます。自己PRと異なる強みをガクチカで語るのは原則として避けましょう。
一貫性チェック表
ESで落ちるNG例5選と改善法
ESが通らない原因のほとんどは、よくあるパターンに当てはまります。自分のESが当てはまっていないか確認してください。
NG例①:結論が最後に来ている
日本語では結論を最後に書く文化がありますが、ESでは「結論ファースト」が鉄則です。冒頭に「私の強みは〇〇です」と書かないと、採用担当は忙しいのでそこまで読んでもらえない場合があります。
NG例②:数値が一切ない
「売上が上がった」「メンバーの意識が変わった」という記述は採用担当に刺さりません。「前月比120%の売上」「チーム離脱率が40%から10%に改善」のように必ず数値で示してください。
NG例③:指定文字数の80%未満
400字指定なら320字以上は必ず書く必要があります。文字数が少ないと「志望度が低い」という印象を与えます。文字数が埋まらないときは、エピソードの背景や自分が感じた気持ちを加えましょう。
NG例④:誰でも書けることしか書いていない
「チームワークを大切にしました」「コミュニケーション力を発揮しました」という表現は抽象的すぎます。自分にしか書けない具体的なエピソードに落とし込みましょう。
NG例⑤:誤字脱字・文体の揺れ
「です・ます調」と「だ・である調」が混在しているESは、提出前に必ず修正してください。印刷して赤ペンでチェックするか、声に出して読み上げると気づきやすいでしょう。
自己PRの書き方・強みの見つけ方を詳しく見る
企業タイプ別:ES書き方の戦略的な使い分け
志望企業のタイプによって、ESで強調すべき要素は変わります。同じ経験でも、企業の軸に合わせた切り口に変えることで通過率が大きく変わります。
外資系・コンサルに興味がある学生は、インターン選考でもESが重要になります。インターン志望動機の書き方 も合わせてご覧ください。
提出前の最終チェックリスト15項目
ESを書き上げたら、提出前に以下の15項目を確認してください。すべてに「✅」が付いてから提出しましょう。
法学部・総合商社内定(先輩の声)
「私が一番後悔しているのは、ESを仕上げたその日に提出したことです。翌朝読み返したら誤字が3箇所あって、企業名の表記も間違えていました。面接でその話をしたら苦笑いされました。最低でも一晩寝かせてから見直すことを全後輩に伝えたいです。」
就活エージェントをうまく使ってESをブラッシュアップする
ESは書いて終わりではありません。第三者の視点でフィードバックをもらうことが通過率を上げる最短ルートです。就活エージェントはES添削を無料で行っているサービスが多く、活用しない手はありません。
よくある質問(FAQ)
🏀 CAMPUS HOOP
野望ある仲間と出会い、キャリアを加速させよう
スポーツ×人脈で行動力ある学生が集まるコミュニティ。
インターン・就活・起業……次の一歩を踏み出す仲間がいる。
📌 この記事のまとめ
- ESを書く前に「自己分析」と「企業研究」を必ず終わらせること
- 自己PRはPREP法(結論→根拠→具体例→貢献)で書く
- ガクチカは「課題→行動→結果(数値)→学び」の5ステップで構成する
- 志望動機は「なぜ他社でなくこの会社か」を具体的に書く
- ES全体で「人物像の一貫性」を設計してから各セクションを書く
- 提出前に15項目チェックリストで最終確認する
- 就活エージェントの無料添削を活用して通過率を上げる
ES添削で通過率を上げたいなら就活エージェントを活用しよう
参考リンク:
マイナビ2026 ESの書き方ガイド /
リクナビ 自己PRの書き方 /
unistyle ESの書き方虎の巻 /
厚生労働省 マイジョブ・カード















